最後に「あぁ、面白かった」って言いたいから

何回かの人生のステージを経て、いよいよ最後のステージがやってきました。 人生100年時代、どんなふうに最後の物語を作っていこうか。 このブログでは、最後に「あぁ、面白かった、ありがとう」と言えることを目指してシニア女性シングルライフを送る日々を記していきます。

健康診断・鼻から胃カメラ入れました。

健康診断に行きました。

毎年、この時期に受ける恒例行事のようになっています。

昨年までは会社指定の病院か健診センターから選んでいましたが、仕事を辞めた今回からは市指定です。

昨年までのところは区が違うために受けられません。何かの時に前年までの健診結果が記録されていないことに多少の不安はありますが、それは結果に現れてくるでしょうし、心配事は問診票などに書いておくこともできます。

新しい健診センターを選んだ理由

気持ちを入れ替え、新しいところに行ける!というポジティブな気持ちて選んだところは「近い+キレイ、新しい+クリニックより健診センター」です。

昨年までのところもそうでした。

決して楽しくない健康診断ですから腰が重くても何とか行けそうな距離で、なるべく気分良く受けるために、新しくてキレイな方がいい。医療機器も最新(に近い)のものが置かれているだろうし、がん検診も他の項目もすべてスムーズに進みそう、と考え、近くのモールの中に新しく出来た健診センターを選びました。

電話での予約の受け答えもとても感じが良くて安心しました。

新しいところはこういう、スタッフへの教育も生き届いているところが多くて気持ちいいですね。

市の健康診断の内容

市の健康診断項目は会社の定期健康診断よりも少ないので、市でがん検診を負担してくれる500円検診を3つ受けることにしました。肺、胃と大腸です。

ゆったりとした受診環境

受付の広さは、以前のところより少し狭く感じましたが、清潔感があってなかなか良い感じです。

何より良かったのは、空いていたことです。今までの所は駅前高層ビルの中にあり、交通の便も良いせいでしょう、色々な会社指定になっているらしく、大勢の受診者がいました。ロッカー室では着替えの時に隣の人に邪魔にならないようにと気を使うこともありました。今回はロッカー室を独り占めできるくらいにゆったり準備することが出来ました。新しくてまだ知らない人が多いということもあるのだと思います。

初めての鼻から内視鏡検査

今回は、数十年ぶりに胃の検査をバリウムでなく内視鏡にすることにしました。金額は変わりません。500円です。仕事を辞めて、心も身体も一度すっきりさせたい、という私の意思に沿って。

とは言うものの、気の小さい私は前日は心配であまり眠れませんでした。

若いころ受けてとても苦しかったこと、終わった時には涙目になっていたことを思い出したのです。また、あれを経験するのか。よほどキャンセルしようかと思いました。

けれど今更、、、という思いで、看護師さんに「昨日は眠れませんでした。」と打ち明けました。看護師さんは優しく「そうですよね。皆さんそうおっしゃる方が多いですよ。」

と返してくれました。すこしホッとしました。

内視鏡検査の体験

処置室入り口で、口からにするか鼻からにするか聞かれました。予約電話では私は鼻からのイメージが湧かず、「口から」とお願いしてしまったのですが、看護師さん曰く「口からより鼻からの方の方が多いです。口からだとオエッとなってしまうから。」ということでした。確かにそうでした。それで苦しかったのです。急遽鼻に変えていただきました。

両方の鼻の穴に、始めは鼻血が出にくくなる薬を、次に、麻酔薬を、片方ずつ流し込んで貰います。麻酔薬は少しつんつん、ジンジンしました。

カメラを右の鼻の穴から入れることに決めましたので、ベッドの上で右向きに横になり、鼻を出した状態でマスクをします。

それから先生が慣れた手つきで当たり前のように(当たり前なんですけれど)容赦なく、ずるずるとチューブを入れていきました。確かに喉よりもいいかもしれない、と思いつつ、でも不快な気分に負けないよう、瞑想の呼吸を思い出して深く吐く、をし続けました。

看護師さんのサポート

その間も看護師さんは「今、食道です、今、胃に入りました。奥の方にも行きますので少し押される感じがします。」など背中をさすりながら説明してくださいます。

本当にありがたい。それでイヤな感じが取り払われるわけではありませんが、ずいぶん落ち着いて安心できました。

看護師さんというのは本当に尊い仕事ですね。

お陰で無事終わりました。

看護師さんには後で、「やはり鼻からの方が良かったようです。ありがとうございました。」とお礼を伝えました。

私の毎日はこうしてきちんと自分の仕事をしていく人たちによって支えられています。

年を重ねてからの健康診断についての考え方

ところで、先日会った友人に健康診断のことを話すと、「私はもう60歳で受けないことに決めたから。」という返事が返ってきました。「ムリに悪いところを見つけるのはイヤだ。私はそんなに長生きしたいわけじゃない。」ということでした。

なるほど、私もいつまで受けようか、と考えこみました。確かに、分かったことで急に病人になってQOLが下がってしまうのはいやだ。私もただ長生きしたいわけではない。けれど健康寿命は長くしたい。とりあえず65歳くらいまでにしようか、、、。いつも私はとりあえず、ですね。

 

なるべく子や孫に迷惑かけないようにしたいとは思っているんですけれど。

健康診断、みなさんはどう考えていらっしゃいますか?

 

 

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