最後に「あぁ、面白かった」って言いたいから

何回かの人生のステージを経て、いよいよ最後のステージがやってきました。 人生100年時代、どんなふうに最後の物語を作っていこうか。 このブログでは、最後に「あぁ、面白かった、ありがとう」と言えることを目指してシニア女性シングルライフを送る日々を記していきます。

「仕事なんてしてる場合じゃない。」と思った。

失業給付の最終月が近づいてきて、毎日のように仕事を探しています。

還暦すぎた自分に合った仕事はどんなものか、何ができるのか、真剣に考える日々です。

 

◆仕事探しの現実

  • フルタイムで働きたくない。
  • 面倒な人間関係には巻き込まれたくない。
  • もう数字に追われるのは嫌だ。

そんな気持ちでハローワークに行くと、おすすめは「清掃」だと言われました。

でも「清掃」ってどうなのかな、3Kじゃない? 他にはないの?

と思いながら、ネットでシニアの仕事体験記を読んでいます。

 

 

◆仕事は「生きがい」?

派遣も視野に入れながら、引き続き調べていますが、もう還暦を過ぎた私には、働くことを「生きがい」にするのは難しい。

そもそも、「生きがい」や「志」なんて、私には特にないんです。

 

振り返ると、これまで周りにやる気満々の人がいると、逆に自分が小さく固まってしまうタイプでした。

少しだけあった「やる気」も、そういう環境では消えてしまうんです。

今までは「こんなことではダメだ!」と自分を奮い立たせて頑張ってきましたが、

そんな時、こんな動画を見つけました。

 


www.youtube.com

  ↓ ↓

「頑張っている人より、頑張ってない人からの方が勇気を貰える」
って、、、。


ああ、私以外にもこんな人がいるんだ、と笑ってしまいました。

同時に心が軽くなった気がしました。

 

◆意外な救世主たち

実は、今までも私を救ってくれたのは、「世間の常識からちょっと外れた人たち」でした。

離婚して仕事を始めたばかりの頃、周囲からのプレッシャーでノイローゼになりそうな日々に、私を助けてくれたのは「みうらじゅんに訊け!」というコンテンツでした。

www.1101.com

偉い人や専門家の言葉よりも、そのユーモアとおおらかな発想で、窮屈だった私の心を解放してくれたのです。

また、ひろゆきさんの考え方も私には新鮮でした。仕事で困難に直面した時、彼のひょうひょうとした態度が、心の支えになりました。

こういった、一般的な「べき論」から離れた考え方が、悩みがちな私を救ってくれたんですね。

 

あまり頑張りすぎると余裕がなくなって、周りに腹が立ったり、楽しさが消えてしまう。それに気づくことすらできなくなる。

そんな人もいるように感じています。

 

◆私の大切な幸せ

空気がきれいで天気が良いこと。散歩中の犬がこちらをじっと見つめるその仕草。友達とバカな話で笑い転げる瞬間。ぶらぶら散歩して美しい花や新しいお店を発見すること。本をたくさん読むこと。

遠くへ旅行に行きたい、そのために色々下調べすること。描きかけの絵をもっと素敵にするアイデアが浮かんだ!

全て、私にとっては大切な幸せです。

 

仕事をしていると、平日は精一杯で、休日も仕事のことが頭をかすめたり、家のことを片付けるだけで終わってしまう。そんな生活の中で、どうやって自分の喜びを見つけるのでしょうか?

 

会社から与えられたものではなく、自分で見つけ、感じ、味わう喜びこそが、自分のものだと思います。

仕事ではどうしてもコスパやタイパ(時間効率)を考えてしまいますが、そういったものを無視できることこそが「自由」ではないでしょうか?

 

私はまだ、楽しみたいことがたくさんあります。

だから「仕事なんてしてる場合じゃない。」と思いました。
残りの人生で、会社の仕事に多くの時間とエネルギーを費やすのは、もう私には無理だと思ったのです。

 

◆これからの職探し

生活のためには仕事をしてお金を稼がなければいけません。

でも、淡々と、その中に少しでも喜びがあればいい。そんな風に考えています。

私はそのほかで、心も体も自由に遊ばせたい。だから、私の多くの部分を仕事には捧げることはできないのです。

そんな気持ちで、職探しを続けています。

 

シニアの皆さんにとって仕事と生活のバランスはどう取っているのでしょう。

色々な生き方があっていいけれど少しでも自分の幸せに近づくように残りの人生を生きていきたいものですね。

 

 

※面白くて、ためになる(?)みうらじゅんさんの本。
 私も仏教大好きです。