最後に「あぁ、面白かった」って言いたいから

何回かの人生のステージを経て、いよいよ最後のステージがやってきました。 人生100年時代、どんなふうに最後の物語を作っていこうか。 このブログでは、最後に「あぁ、面白かった、ありがとう」と言えることを目指してシニア女性シングルライフを送る日々を記していきます。

ウォーキングも兼ねた散歩と日本庭園での茶の湯講座(仕事を辞めて2か月間でやったこと②)

ウォーキングも兼ねた散歩

5月はとても美しい季節です。
気温もちょうどいい。

無職になった私は、不安半分、喜び半分でしたが、外へ出るとそれが10対90に変わりました。

 

こんないい季節に自由になった私はなんて幸せなんだろう。

「この世は美しい、人生は甘美である」という仏陀の言葉が浮かんできました。
(私は仏教好きなのです。)

この辺でもう喜びマックスです。 

 

 

 

見て見て!と語りかけてくるような個性的な草花の一つ一つ、

新緑の木々の光るような緑、

頬をなでる優しいさわやかな風。

 

すぐここにある、この喜びを味わってなかったなんて。

なんて粗末に年月を過ごしてしまったのだろうと思いました。

 

近くには、大きな公園もあります。

川沿いの歩道が整備されていて、キラキラ光る川面を見ながらそこを歩いて行くのは最高の気分です。

あちらこちらへ。

ずいぶん歩いたと思っても目標の1万歩にはなかなか届きそうにありません。

もう少し向こうの別の公園まで行ってみようか、

そんな余裕があることに気付いて又微笑みます。

 

茶の湯講座に入会

そんな天国のような散歩で訪れた近くの日本庭園。

13年あまりここに住んでいても訪れたのは2,3回。

入場料がかかるというのも理由の一つでした。

わずかな金額とだというのに、ゆっくり堪能できなかったら損だな、と思ったのです。

心配することありません。

今ならゆっくり堪能できます。

 

源流から大海までの「水の物語」をテーマにした池泉回遊式庭園。

池には鯉が泳ぎ、蓮の花が咲いていました。

極楽があるのならこんなところではないのかな。



美しさに胸が高まり、気持ちがあふれだします。

丁度そこで手入れをしていた庭師の男性に、
「素敵にしてくださってありがとうございます。」

と思わず声を掛けます。

「そう言ってくださるとやりがいがあります。

ありがとうございます。」

とにっこり笑って返してくださいました。

そんな優しいやり取りが又心をウキウキさせてくれます。

人は幸せだと感謝の気持ちが自然に沸き上がるものなのですね。

 

胸いっぱいで庭園内を歩いているうちにそこに貼りだしてあった講座の案内に気付きました。

いくつかある中で特に目をひいたのが「茶の湯講座」でした。

娘時代に少し経験したことのある茶の湯

お金のかかる趣味というイメージで、もうお稽古をすることもないだろうと思っていましたが、講義だけだったら大丈夫でしょう。

何より、お茶と(お抹茶)とお菓子付きです。

こんなところでいただけたら素敵です。

 

そんなわけで、帰宅してから電話で申し込み。

それから1か月に1度とても楽しみな時間となりました。

 

数字に追われ、競争が基本の資本主義の世界から、趣味、芸術、古典の、みやびで平和な世界へ。

先生も穏やかでゆったりとした中、和気あいあいと進む時間のなんと心地良いことでしょう。

ここを見つけた自分をほめてあげたいと思っている程。
こういうことも出会いの不思議の一つですね。

 

年を重ねると不思議と日本の物や事が好きになります。

今は年間パスを作ってもらって入場料も気にしないで楽しんでいます。

 

 

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