最後に「あぁ、面白かった」って言いたいから

何回かの人生のステージを経て、いよいよ最後のステージがやってきました。 人生100年時代、どんなふうに最後の物語を作っていこうか。 このブログでは、最後に「あぁ、面白かった、ありがとう」と言えることを目指してシニア女性シングルライフを送る日々を記していきます。

60代、どんな順番で選びますか。お寿司ランチ


あー、良く寝ました。9時間は寝ましたね。

朝、雨だと外の音がさえぎられて静かですし、東向きの私の部屋の室温もあまり上がらないのでいいのかもしれません。6時半にセットしてあったはずが8時になりました。二度寝しましたの。
昔から雨の日に家でまったりするのは好きです。落ち着きます。
自由ですね、本当に。
だんだんこういうのに罪悪感を持たなくなっていることが怖いような、嬉しいような。

先日、幼友達3人でランチに行きました。お寿司のランチです。
長細いお皿に一列にキレイに盛られたおいしそうなお寿司を前にして、一人の友人が、
「ね、どの順番で食べる?私は子供のころ、好きなものは一番最後だったんだけど、今は最初に食べるようになったのよ。」と言いました。


こういう人は多いんじゃないでしょうか。よく聞きます。
多分、年を重ねて「今とここ」が大事になって来るんでしょう。
お寿司はどこへも行きませんが、目の前に起こることや、やってくるものは必ずしもそこにずっとあるとは限りません。
諸行無常の世の中であることに気付き、そして、今の自分に素直になろうと思うのです。

 

もう一人は「え?私は端から順番に食べる。だって、ちゃんとおいしく感じるように並べてあると思ってたから。」と言いました。
びっくりです!
もう一人も驚いていました。そんな人がいるなんて。


でも、本当に彼女らしいとも思いました。彼女はあまり自己主張する方ではなくていつも控えめです。
やってくることを受け止め、その中で小さく取捨選択をする。そして自分のできることをする。実は私なんかよりもずっと凄い仕事もやり遂げる。なのに、本人はちっともそんなことを思っていません。
確かに愚痴や文句もあるけれど、それで大きく人生を変えようとは思わない。そうこうしているうちに、それは過ぎ去って行って、小さな穏やかな幸せと思える日々がやってくる。という感じです。

 

私は何て言ったかというと、
「う~ん、まずは一番に心をひいたもの。これはその日によって違う。体調とかにもよってね。それからは、こってりしたものを食べたのなら次はあっさりした物、その次はまたこってりしたもの、って感じ。口の中の感触も色々に楽しむの。ふわふわねっとり系のアナゴのあとはさっぱりぷりぷり白身系とかね。全体を見て、最後までバランスを取りながら食べるのよ。」
「えー!そんなの初めて聞いた答えだわ。でも、確かにあなたらしい!」と友人。
、、、ですね。

 

ここにあるものをいかにベストに近い方法で手に入れようか考えることを私は止められない。いかに面白く生きるのか、考えるのを止められないように。
ある意味、貪欲で、ある意味、意欲的、とでも言いましょうか。
子供のころは、こんな自分の性格がみっともないとか、イヤらしいと思って隠そうとしていましたが、今はもういいです。オープンにします。
積極的とか主体的とか。良い意味の方を取っていきたい。

それに世の中にはもっと凄い人がたくさんいるのだということを知ったから。
私は人を振り回したり、引き込んだりしようとは思わないけれど、それは私の臆病さや責任を取りたくないという気持ちがそうさせるのだということにも気付いた。

これが私の個性。
開かなければ分からない。
もう最終ステージです。怖がらずにどんどん開いてこの先、どうなるか面白がって生きていきたい。

 

あ、この日、私はちょっと失敗しましたね。最後、白身系ばかり残ってしまいました。おしゃべりに夢中になりすぎました。こういうこともあります。笑

皆さんはどんな順序で選びますか、どんな順序で食べますか?
それは子供のころから変わりましたか?ぜひ教えてくださいね。

 

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