最後に「あぁ、面白かった」って言いたいから

何回かの人生のステージを経て、いよいよ最後のステージがやってきました。 人生100年時代、どんなふうに最後の物語を作っていこうか。 このブログでは、最後に「あぁ、面白かった、ありがとう」と言えることを目指してシニア女性シングルライフを送る日々を記していきます。

人生と仕事は『体験型リクリエーション』

 

◆失業保険認定日

 

今日は失業保険認定日ということで、ハローワークに行ってきました。

求職活動の実績としては、職業相談と「就職準備セミナー」に参加し、無事に2回分の活動実績がクリア。

やっと28日分の失業保険がもらえることになりました。

 

さらに、行ったついでに又職業相談も受け、次の認定までにあと1回の活動でクリアです。

 

この年齢でハローワークに通うなんて、若い頃には全く想像していませんでした。

正直、仕事を辞めた時もあまり考えていませんでした。

62歳から特別支給の老齢厚生年金もいただいていますし、貯金もある程度あるから一人分くらいは何とかなるだろう、とちょっと楽観的でした。

それでもどこか、不安がつきまとっていました。

 

でも、今日、ハローワークへ行って思ったのは、

「これも割と面白いかもしれない」ということです。

 


◆予定外の人生を悩み、楽しむ私

 

人生って、予定通りに進むことばかりではありません。

無職になってからも夜眠れないほど心配したり、悩んだりすることもありました。

でも、その一方で、図書館からたくさん本を借りたり、ラジオ英会話を始めたり、ジムに通ったり、散歩をして新しい発見を楽しんだり...。

予定外の人生を地味ながらも、結構楽しんでいる自分がいるのです。

 

ハローワークに行くと、シニアの就職事情がリアルに見えてきます。

ネットやセミナーで、今の世の中にどんな仕事があるのか、どんな人材が求められているのか、嫌でも知ることになります。

これが、まるで「潜入ルポ」をしているようで、意外と面白いのです。

 

◆失業のお陰で広がった視野

 

先日受けたzoomセミナーは「『自分を知る』『強みを知る』からの業界、職種の視野を広げる」という内容でした。

自分の可能性を広げる視点を得、それを仕事とマッチングしていく方法を知ることができました。

このセミナー無料で2時間も受けられるなんて、今の日本は本当に素晴らしいと感じました。

 

同時に、講師の仕事ぶりにも注目してしまいます。

「この人もフリーランスで仕事を得るのに苦労したのかもしれないな」とか、「お役所や企業向けの無難な内容を話しているな」なんて、ちょっと意地悪な視点も出てきます。(笑)

 

でも、こうやって仕事というものを違う角度から見ることができるようになっているのは、失業のおかげかもしれません。

 

 

◆世の中は全て誰かの仕事で回っている

 

世の中の仕組みを改めて感じる日々です。すべてのことが、誰かの仕事で回っている。

新しい仕事を生み出す人、売り込む人、使う人、みんながそれぞれの役割を果たしています。人生はまさに「体験型リクリエーション」ですね。

 

 

◆今日の職業相談で考えたこと

 

今日の相談では、「もう、フルタイムで働く気はない。もっとブログを書いたり、読書や映画、旅行を楽しみたい。」と話しました。

結果、60代の仕事として提案されたのは、パートで介護、清掃、調理補助、販売など。

 

百貨店で婦人服販売をしていた時のストレスや人間関係の煩わしさを思い出し、「もうそんな仕事には戻りたくない」と感じました。

清掃なら、一人で黙々とやれるし、時間もフルではない。意外といいかもしれないな、と思い始めています。

 

 

◆人生と仕事は「体験型リクレーション」だ。

 

結局のところ、人生も仕事も、自分の手で楽しみながら体験していくものなんだな、と感じます。

清掃の仕事も新しい体験の一つとして楽しんでみるのも悪くないかもしれません。

もちろん、嫌だったら辞めてもいいんだし。(笑)

 

そんな風に、今は無職の生活をもう少し楽しみつつ、視野を広げて次のステップを考えていこうと思います。