最後に「あぁ、面白かった」って言いたいから

何回かの人生のステージを経て、いよいよ最後のステージがやってきました。 人生100年時代、どんなふうに最後の物語を作っていこうか。 このブログでは、最後に「あぁ、面白かった、ありがとう」と言えることを目指してシニア女性シングルライフを送る日々を記していきます。

世の中は変わる。60代、中高年就職支援セミナーへ(再就職への道)

朝散歩途中の彼岸花。生きるパワーを感じます。



昨日は失業保険の認定日、そして今日は就職支援セミナーでした。
この2日間は、現実と向き合う時間になりました。

ハローワークの職業相談

昨日のハローワークでは、「年金や貯金だけでは心配」、でも「自分のための時間を大切にしたい、もうフルタイムで働きたくない。それに面倒な人間関係もちょっと、、、。」と我儘な相談をしました。

すると、担当者の方が「清掃の仕事がいいのではないですか?」と勧めてくれました。

前回と同じです。

「やっぱり清掃か、、、。」と思いました。

今年の夏は腰痛や夏バテにもなって体力的に自信がなくなっているのです。

でも「時間や曜日、場所も色々あるので、自分に合うものを選べばいいし、企業側もそれに無理そうな人は取らないですよ。」とのこと。

話を聞いているうちに、少しずつ、清掃も悪くないかも、と感じるようになりました。

相変わらずグズグズな私…。

 

◆中高年者向け就職支援セミナー

そして、今日は「中高年者向けの就職支援セミナー」に参加しました。

講師の方は72歳くらいの男性で、まさに私たちの立場に近い経験をされている方でした。

60歳定年で一度は仕事を辞め、ハローワークに通っているうちに「キャリアカウンセラーの資格を取ろう」と思い立ち、資格を取得。そして62歳でハローワークに再就職したそうです。

「私も、定年後の人生は何をしようか悩んでいました。趣味の釣りや車にも乗りたい。けれどお金のこともあるし、、、時間が経つにつれ、今までも仕事人生だった私にはやはり仕事がいい、ということになったんです。」と、まさに生きた経験談を話してくださいました。

 

●日々の緊張が少しほぐれる

今日のセミナーの中で特に印象に残ったのは、実は、私たちの気持ちに寄り添ってくれる言葉でした。

退職時はみんなネガティブな気持ちになるから、その感情を無視しないよう促し、「中高年の就職活動には、家族や周りにもっと甘えてもいいんです」「一人で抱え込まずに、時には誰かに頼ってください。その誰かが声をかけてくれて再就職につながることも多いのです。」といいます。

自分で何とかしなければと、肩に力が入っていた自分が、少しだけ楽になった気がします。

 

リアルで具体的なアドバイス

「再就職にはね、職業訓練もいいですよ。お金をもらいながら安く学べるんですから」とのアドバイスも、中高年でもそういうやり方もあるのかと新しい視点をもらったように感じました。

年金に関しても、講師自身が年金を受け取りながら働く生活をしていて、「年金と給与の関係は複雑だから、年金事務所に一度相談してみるといいです。いつまで働くのか、いくらもらうのか、そうすると年金はどうなるのか聞くんです。働き方を決める前にね」との丁寧なアドバイスもありました。

 

さらに、「A×B=C」という自己アピールの方法も学びました。職場での問題点(A)に対して何を取り入れたか・改善したか(B)、その結果(C)を整理し、数字を加えることで、自己アピールができる、という具体的な方法でした。

「自分がやった小さなことも、このフレームワークで見直すと立派な実績になるんです」と講師は強調し、私たちに新たな見方を与えてくれました。

 

その他にも簡易職業興味チェックリストやエンプロイアビリティについてのワークも自分再発見で興味深かったです。

 

「中高年は次の人生をどう生きるか考えて、なるべくやりたい仕事に近いものを選べるといいと思いますね。」という温かい言葉が印象に残ります。

 

今の時代と仕事を俯瞰して見る目と、細かい再就職へのアドバイスで、「もう働きたくない。自由でいたい。」と思う私を勇気づけてくれる良いセミナーでした。

 

◆世の中は気付かないうちに変わっているから。

そんな私が言うのも何ですが、

求職活動実績として、こういうセミナーはとても良いと思います。

私も少しずつ社会の仕組みや自分の新しい可能性について、新たな視点を得られてきているように思います。

世の中はどんどん変わっているし、日本はサポートも手厚いです。

少しでも自分の納得できる生き方と仕事を見つけて一緒に最後まで楽しい人生を目指していきましょ。

 



※ちなみに、私の職業興味テストは「研究者」でした。科学者とか、技師、プログラマーって何よ今さら、な感じであまり役には立ちませんでした。残念。ごめんなさい。