先週、ミスドに行った際、すぐ近くにあったデニーズが気になり、「次回はここにしよう」と決めていました。
久しぶりのデニーズ!
何年ぶりでしょうか。
デニーズのモーニング
駅前にあるこのデニーズは、二階にあり、少し狭くて急な階段を上がらなければなりません。足腰の弱い方や酔っ払いには、ちょっと危険かな?と思っていましたが、後からエレベーターもあることに気づきました。大きな窓があり、開放感のある気持ちの良いお店です。
今回は「ライトモーニング」を注文。レタス、卵、ベーコン、そして厚切りトーストがセットになっており、ドリンクバーもついて495円。
とてもお得です!
久しぶりの厚切りトーストに、いちごジャムを添えて美味しくいただきました。
朝7時頃、店内はそれほど広くないものの、3分の2ほどの席が埋まっていました。
窓際の席が良かったのですが、すでに埋まっており、4人掛けの席が多かったため、スタッフさんの案内で2人席に着席しました。
周囲にはビジネスマンやビジネスウーマン風の人たちが多く、しかし窓際には友達同士で楽しそうに話している年配の女性二人組も。こんな朝早くから、何を話しているのかなと興味が湧きました。
人それぞれ、いろいろな生活模様があって面白いですね。
全体的に年齢層は高めで、若い方はほとんど見かけませんでした。
タブレット注文の時代
注文はタブレットで行います。
もちろん初めてではありませんが、使うたびに少し緊張します。
紙のメニューに比べて、タブレットは一度に表示される情報が限られているので、ゆっくり全体を見ながら決められないことが多いのです。
つい「あ、こっちにすれば良かったかな」と後から思うこともしばしば。
さらに、最近はQRコードを読み取って、スマホでメニューを見るカフェもあります。
あれは小さなスマホ画面で見づらくて、慣れない私たち昭和世代には不便に感じます。
友人と一緒だった時も、二人で苦笑いしながら「もう面倒だからこれでいいや」と済ませたこともありました。
「当たり前」が「特別」になる時代
今や、こうしたデジタル化された注文システムは「当たり前」になりつつありますが、これがシニア世代にとっては「特別」な体験です。
もし年配の方がスマホやタブレットを使いこなせなければ、店員さんがつきっきりで教えるか、あるいは代わりに注文をしてあげなければならないでしょう。
接客業の経験がある私には、こうした光景が目に浮かんでしまいます。
そして、かつてはこうしたサポートが「当たり前」でしたが、今では余裕がない社会では「特別」になりつつあります。
人手不足の中で、少ないスタッフがドリンクバーの管理、テーブルの片付け、料理の配膳、さらにはレジの対応をすべてこなさなければなりません。
様々なタイプのお客様のペースに合わせることが難しくなっているのです。
優しい社会を目指して
私たちが暮らす社会がもっと「ゆとり」を持てれば、弱者や高齢者にも優しい社会になるのではないか、と感じることがあります。
今朝のデニーズでも、スタッフは一人でホールを回していました。
レジでの支払い方法も様々で、電子決済などの対応も求められます。
もしも、ネットが繋がらなかったり、操作に手間取るお年寄りがいたら、他のお客様の待ち時間も増え、スタッフも忙しくなります。
スーパーでもセルフレジが増えていますが、それも「効率化」の一環なのでしょう。
でも、効率ばかりが求められる中では、働く人々の優しさや思いやりが発揮される余地がどんどん少なくなり、仕事自体がむなしく感じられることもあるのではないか、と考えさせられます。
「仕事」「幸せ」「年を重ねること」
お年寄りは、好んでお年寄りになるわけではありません。
そして、誰もが必ず年を重ねていきます。
若者とシニアがそれぞれに不満を抱えていても、世代間で争っても解決にはなりません。
若者はシニアの年金や社会保障に負担を感じ、シニアはデジタル社会についていけず、損をしていると感じる。
どちらも余裕がないのです。
では、どうすれば皆が希望を持って生きることができるのでしょうか。
60代の私は、そんなことを考える日々です。
そして、それは考える暇さえ惜しい気がする毎日を送る人たちに比べて、余裕があるということだなと思いました。
やはり幸せになるためには、短絡的に身近な人を敵にするのではなく、疑問を持ったり、考えたりする余裕を持たなければ、、、。
みなさんは、どう思われますか?