最後に「あぁ、面白かった」って言いたいから

何回かの人生のステージを経て、いよいよ最後のステージがやってきました。 人生100年時代、どんなふうに最後の物語を作っていこうか。 このブログでは、最後に「あぁ、面白かった、ありがとう」と言えることを目指してシニア女性シングルライフを送る日々を記していきます。

人生最後に「あぁ、面白かった」と言いたい。

60歳還暦を迎えた誕生日の朝、頭の中でカチッと音がした。

これから最後のステージが始まる合図だなと思った。

さて、それではどんなふうに人生最後をクリエイトしていこうか。

全く決まっていなかったけれど、それからは常に頭の中のどこかにその問いかけがあった。

 

 

それから2年と8か月。

仕事を辞めました。

 

一番大きな理由は仕事の環境が大きく変わったこと。

周りからも「大変になるね」と言われていたけれど、まぁ、辞めるのはすぐにできるから、その時まではずるずる働いていこうと思っていた。

他に何か才能があるわけでもないし、まだ満額の年金を貰うまでには3年くらいある。

けれどそんなには甘くなかった。

その前の準備期間から、肉体的精神的にぎりぎりの状態だったこともあって、環境が変わってから2か月でギブアップした。

 

腑に落ちないこともあった。

これから先のことを考えても良くなるとは思えなかった。

もっと必死に努力をすれば変わるのかもしれないが、もう疲れていてできないししたくない、それに体調もすぐれない。

今までは離婚したのだからイヤなことはあっても仕方ないと我慢してきたけれど、もういいだろう。

 

離婚したのが49歳と5か月、それから13年何とかやってきた。

その間に子供も就職し、結婚して、もういいお父さんになっている。

 

性格はかなり楽天的になった。

ずっと考えてきたことなんだから、まぁ、この先はなんとかなる。

今は辞めることで自分を大事にしたい。

退職願いも何の問題もなくあっという間に受理されて、今に至る。

 

さあ、これからは人生最後に「あぁ、面白かった」と言えるように、生きていこう。